借金整理を決意した私は、すぐさま弁護士にコンタクトをとりました。
といっても知り合いに弁護士はいないので、実際に連絡したのは「法テラス」。
「法テラス」は正式名称を「日本司法支援センター」といい、借金・離婚・相続など法的なトラブルを何でも相談できる、法務省所轄の公的機関です。
法テラスの事務所は全国にあり、ホームページからお近くの窓口が調べられます。
私も最寄りの法テラスを調べ、さっそく電話をかけました
出てくださった女性に「多重債務の相談をしたいのですが」と伝えると、まずは債務総額や毎月の返済額等について簡単なヒアリングがありました。
次に「収入が一定額以下の場合は、無料にて弁護士に法律相談ができます」とのことで、年収や月の手取り・世帯構成について質問。
手取り19万(家賃負担あり)&一人暮らしの私は、無料相談の基準を満たしているとのことでした。
(この基準は見直される可能性がありますので、最新の情報は法テラスのホームページで調べてくださいね。)
そして相談の日時決め。
「明日か、来週の月曜日なら仕事を休めます」と伝えたのですが、残念ながら両日とも既に予約で一杯でした。
結局、電話をかけた日から10日後が、予約できる一番早い日程。
ここで受付の女性が初めて心配そうな声になり、「少し間が空いてしまいますが、大丈夫ですか? 緊急の事情がおありならば教えてください」と尋ねられました。
おそらく日頃、取立てなどで究極に追い詰められた債務者からの電話も受けていて、私のことも心配してくださったのでしょう。
大丈夫ですと応じ、その日で予約を確定しました。
名前と電話番号、生年月日を聞かれて答えた後、「相談の日には『債権者一覧』を作ってきてください」と言われました。
債権者一覧とは、借り入れしている会社名を、それぞれの借入額(万円単位で良い)及び借り入れ理由と共に表にしたものです。
手書きでもエクセルでもOKだそうです。
以上、全部で5分程度のやりとりでしたが、一貫して優しく親切に案内していただき、電話を切った後は少しだけ気持ちが明るくなりました
債務整理を間違いなく、効率的に進めるには、専門家の協力が必要です。
信頼できる弁護士や司法書士が知り合いにいるという人は少ないでしょう(仮にいたとしても、なかなか知り合いに多重債務の相談はできないでしょうが……)。
そうした方のために、法テラスのような国の機関があること、ぜひ知っておいてくださいね。
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