
一口にリボルビング方式といっても、いくつもの種類があります。
どの返済方式もリボルビング方式であり、名称も似通っているため、区別が付けづらいかと思います。

しかし、各方式の内容はそれぞれ異なるので、正確に理解しておいた方がよいでしょう。

今回は、そのような返済方式のうち、「定額リボルビング方式」と、「定率リボルビング方式」について解説してみたいと思います。

まず、「定額リボルビング方式」ですが、この方式はさらに、@元利定額リボルビング方式と、A元金定額リボルビング方式に細分化されています。
@元利定額リボルビング方式
毎月、あらかじめ指定された金額を支払いますが、その中には利息も含まれており、利息を差し引いた額が、元金の返済に充てられる方式です。

借入残高にもよりますが、借入残高が50万円以内なら、毎月1万円ずつ返済していくケースがほとんどでしょう。この1万円の中に、利息と元金の一部が含まれているわけです。
当然ながら、毎月1万円ずつ返済しているにも関わらず、元金が1万円ずつ減っているわけではないことに注意してください。

残債務がなかなか減らないのが、この返済方式の特徴でもあります。

A元金定額リボルビング方式
毎月、あらかじめ指定された一定の支払額に、残債務に対応する1か月分の利息を加えた額を、返済していく方式です。
毎月の返済額1万円と、残債務に応じた利息分を加えた額を返済していくといった感じです。

このうち、1万円はすべて元金の返済に充てられるので、元利定額リボルビング方式に比べて、比較的早期に返済が終わるというメリットがあります。

クレジットカード会社や、キャッシング会社の多くが、以上のような「定額リボルビング方式」を採用しています。

以上のような「定額リボルビング方式」に対して、「定率リボルビング方式」というものがあり、B元利定率リボルビング方式と、C元金定率リボルビング方式とに細分化されています。
B元利定率リボルビング方式
毎月の締め日に確定された借入残高に、利息を加えて算出された金額に、指定した割合(定率)で返済していく方式です。
C元金定率リボルビング方式
毎月の締め日に確定された借入残高に、指定した割合(定率)で算出した金額に、1か月の支払利息額を加えた額を返済していく方式です。
このような「定率リボルビング方式」は、返済が進むにつれて返済額が少なくなるというメリットがあります。

しかし、この方式の理論上、返済が完了しないというデメリットがあるため、どこかで一括返済をする必要が出てきます。

借金800万を返済できたオススメの方法はこちら
