
「総量規制」制度の導入で、年収の3分の1を超える借り入れができなくなりましたが、「絶対に借りられなくなるのか…」というと、そうでもありません。

ネット上などで、「総量規制の対象外」などといった、融資の広告を目にされたことがあるかもしれません。

実は、総量規制は、貸金業者からの借り入れを対象としているので、銀行から借り入れる場合は、「総量規制」制度の規制を受けません。

したがって、銀行自体が提供しているカードローンなどは、規制の対象外となり、年収の3分の1を超える借り入れができることになります。

ただし、銀行が提供するカードローン等は、年収による借り入れの制限がある場合が多いので、注意が必要です。

また、「銀行系」などと言われている貸金業者(※アコムやプロミスなどです)は、規制の対象となりますので注意してください。

この他にも、総量規制の対象とならない借り入れがあります。
というのも、「総量規制」制度の目的は、過剰な貸付けにより、債務者が困難な状況に陥るのを防止する点にあります。
したがって、過剰な貸付けとならないような性質の貸付けについては、総量規制の対象となりません。

具体的には、以下のようなものがあります(※他にも多数ありますが、私たちの生活に直接関係のありそうなものを紹介します)。
@ 住宅ローン、リフォームのための貸付け
A 車を購入する際の、自動車担保ローン
B 高額医療費支払いのための貸付け
C 不動産担保ローン(※住居以外の不動産を担保にしたローンのことです。)
この他、例外的に、「緊急的に必要となった医療費のための貸付け」、「社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための貸付け」等は、貸付けが可能となっています。

すなわち、例外的に、年収の3分の1を超えて、貸付け可能ということです。

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