
毎月、カード会社から送られてくる取引明細書を見て、「毎月かなりの額を返しているはずなのに、なかなか借金が減らないなあ…。」などと思われている方はおられませんか。

さらには、「利息についての規制が厳しくなっているはずなのに、この会社は違反しているのだろうか…。大手なのになあ…。」とさえ思われているかもしれません。
このような方は、正しい利息の計算方法を理解しておられない可能性があります。

正しい利息の計算方法、および、具体的な返済はどうなっているのか、100万円を年利15%で借り、毎月2万円ずつ返済していくとした場合を具体例として考えてみましょう。

「100万円÷2万円=50だから、返すのに4年と2か月かかって、その利息が15万円×4.2だから…。」などと考え出したあなた、そうではないのです。

@ まず、1年間の利息を計算します。これは、100万円を年利15%で借りているのですから、15万円で大丈夫です。
A 次に、1か月あたりの利息を求めます。1か月の利息額は、
1年間の利息÷365×30(月により異なります)=1か月あたりの利息
すなわち、150,000円÷365日×30日=12,328円、となります。
B 返済が始まった最初の月の、返済後の債務の総額を計算します。
返済が始まった最初の月に返す2万円のうち、12,328円は、利息の返済に充てられるので、
1,000,000円−7,672円(※20,000円−利息分12,328円)=992,328円、となります。
C 返済が始まって2か月目の残債務額の計算をします。
まず、2か月目に返す利息は、992,328円×年利15%÷365日×30日=12,234円、となります。よって、
992,328円−7,766円(※20,000円−利息分12,234円)=984,562円、となります。
D 3か月目以降はこれを繰り返します。
こうして実際に計算してみると、借金がほとんど減っていかないことがお分かりいただけるかと思います。

当然、到底4年程度では返し終わりませんし、最終的に返す総額は相当な額に上るのもお分かりいただけたと思います。

借金をするときは、利息とはそのようなものだということを理解した上で、借りるようにしましょう。

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