
私が無料法律相談に参加したとき、相談者から次のような相談がありました。
「過払い請求だけなら自分でもできると聞いたのですが…。」

確かに、過払い請求交渉だけなら自分でも出来ますし、比較的、金融業者も返還に応じてくれるでしょう。
また、弁護士等に依頼するのに比べて、費用がかからないというメリットもあります。
しかし、自分で過払い金返還交渉をするのには、次のようなデメリットがあります。

(1) 金融業者主導になってしまう
金融業者は、こちらに法律知識がないからといって、金利の仕組みなどを、丁寧に説明をしてくれたりはしません。

やはり、金融業者に有利な条件で交渉を進められるのは避けられないでしょう。
(2) 返還される金額が減額されたり、利息がつかない場合がある。
まず、金融業者側が過払い金を計算し、すべて返還しなければならない、なんらかの法律上の義務を負っている訳ではありません。
過払い金は、こちらから請求するか、金融業者を訴え、裁判所が返還するよう認めたことにより、はじめて返還されるものです。
よって、自分で交渉する場合、業者の都合を理由に、勝手に減額されるなど、業者に有利な条件を突きつけられるのは避けられないでしょう。
もちろん、弁護士に頼んだ場合でも減額交渉はなされますが、自分で交渉するよりは、有利に話を進めてもらえます。
また、過払い金には利息がつきますが、そのことを教えてもらえず、利息までは払ってもらえない可能性もあります。
このように、自分で過払い金の返還交渉をする場合、こちらに有利に交渉を進めることはなかなか難しいようです。
時間がかかっても、過払い金を全額取り戻したい方や、自分で変換交渉をするのは不安という方は、やはり弁護士等に依頼される方がいいでしょう。

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